自分自身へ思いやり目を向ける ~セルフ・コンパッションのすすめ~ その1 3つの要素

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セルフ・コンパッションとは

親しい友人が失敗して落ち込んでいる時、どんな言葉をかけますか?

「十分頑張ってたじゃないか」
「この経験を次へ活かすために一緒に考えようよ」
「私は味方だよ」

など、きっと慰めて友人を励ますあたたかい言葉をかけるのではないでしょうか。

では、自分が失敗してしまったとき、自分に対してはどんな言葉をかけてますか?

「もぅ、何やってんだよ」
「あ~私ってホントできないわぁ」
「恥ずかしくて、もう皆と顔合わせられない」

と自分を責めたり、自分へのダメ出しを繰り返したり、周りを気にして恥じ入ったり・・・
自分が一番厳しい批判者となって自分自身に対してこんな言葉をかけてないでしょうか。
(そして、やけ酒へとつながる・・・残念なわたし)

でも、自分の本当の気持ちを後回しにして責めるばかりだと、根本的な解決(このケースでは失敗の原因と向き合い、経験を次へ活かすこと)にならないんですよね。

最近では「セルフ・コンパッション」という言葉で説明されることがありますが、それは何か新しいことでも難しいことでもありません。
親しい友人に向けるように、自分自身へも温かく優しい態度向けること、自分の悪いところだけでもなく良いところにも目を向けて寛容になり、理解や思いやりを示すという、心の持ち方のことを意味する言葉です。

この記事ではセルフコンパッションの基本的な考え方を説明してみます。

セルフコンパッションを構成する3つの要素

セルフ・コンパッション研究の第一人者であるネフ博士によるとセルフ・コンパッションには3つのポイントがあるといわれています。
◯マインドフルネス
気になっていることや困っている事に囚われず、良し悪しの判断をせずに、本当の気持ちを認めて、あるがままの心の状態を受け入れること
例 失敗をした時、自分が残念に思う気持ちになることは受け入れるが、かと言ってどっぷりと
そのマイナス感情に支配されないこと

◯共通の人間性を認識すること
何か大変な事があると、そのことから逃げたり、自分の気持から目をそらしたりしてしまうけれど、他の人も同じように、悩みを抱えたり困難にぶつかったりする経験をしていること。
そしてそんな状況のときは誰しも自分と同じように感じているということを認識する。
「こんな辛い状態から早く開放されたい」と思うのは自分だけではなく、誰でも起こりうるし、
思うものだと意識すること
例 悩んだり、失敗するのは自分だけじゃないと認めること

◯自分への優しさ
自分自身への親切で温かく優しい気持ちを向けること。
自分の内側の声に耳を傾け、自分にとって大切な人に接するかのよう共感や理解を示し、
あたたかい声をかける。
例 自分の失敗に対していつまでも批判せず「失敗は成功のもと」とおおらかに受け止める

ちなみに、この3要素の反対にあたるものは
・マインドフルネス
⇔ 怒りにまかせて大声で怒鳴ってしまったりと、感情に自分自身が振り回されてしまうこと

・共通の人間性を認識すること
⇔ 「なぜ自分だけがこんな目に遭うの」「どうせ誰もわかってくれない」といった孤独感

・自分への優しさ
⇔ 自分の本当のの気持ちとは向き合おうとせずに、自分で自分を責めること。
自分を責めることで自分へのいら立ちや怒りを生み、その感情は他者へも向かってしまうことも・・・

・・・さて、どうでしょう。
この3要素の反対にある言動が多い環境はハラスメントが起こりやすそうな印象を受けますね。

セルフ・コンパッションのすすめ

これだけ多くの情報があふれる現在は、何か不快な出来事があったとき、自分の内面に向かう
(内省する)より先に、頭はスマホやPCの画面に向いてしまいます。
そのため自分の本当の気持ちに気がつくことができなかったり、自分の内面と向き合うことが苦手になりがちです。
また、「自分はこうでありたい」と願う理想を現実の自分にあてはめて、「(理想の)自分はこんなことでは傷つかないぞ」と本当は傷ついている自分の気持を認めず、本当の気持ちを抑圧したり、
別の感情(例えば怒り)にすり替えたりと、自分にとって都合の良い感情や扱いやすい状態に置き換えてしまってます
セルフ・コンパッションとは自分自身を思いやりをもって接することです。
本当の気持ちに気がつくことができれば、理想の自分に近づいていったり、理想を現実的なものへ変えていくこともできます。

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大安吉日
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