自分自身へ思いやり目を向ける ~セルフ・コンパッションのすすめ~ その2 「低い」「高い」とは?

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セルフ・コンパッションとは

「自分自身へ思いやりの目を向けること」
コンパッションという言葉には 思いやり、深い同情、慈悲の心という意味があります。
失恋して落ち込む友人に対して優しい励ましの言葉をかけてあげるように(他者へのコンパッション)、悲しみや落ち込み、怒りや不安を抱えている自分に対してもその気持ちを受け入れて寄り添い、思いやりを向けてそれらの気持ちを和らげようとすることをセルフ・コンパッションといいます。
前回の記事はこちら


周囲から理不尽なことを言われて本当はすごく腹が立つけれど、人前では「怒ってはいけない」と愛想笑いをしたり別のことで気を紛らわせたりと「腹が立つ」本当の気持ちをごまかしてしまう、そんな対応をした自分の行動や怒りをもつ自分自身を責めてしまったり・・・
(自分が感情を「感じること」とそれを外に向けて「どう表現するか」はイコールではないので
「感じたこと」自分自身を否定する必要はないのですが・・・日常ついやってしまう考え方です。)

自分自身への思いやりを向けることができない、つまりセルフ・コンパッションが低い状態では自分が感じた気持ちに向き合うことがでず、自分自身を責めてしまうことになりかねません。
今回はセルフ・コンパッションが「低い」とどうなるのか、セルフ・コンパッションが「高い」とはどういうことか、について説明してみます。

セルフ・コンパッションが「低い」とどうなるの?

「セルフ・コンパッションが低い」とは他人の評価を気にして自分の気持を認めない、向き合っていないことです。
「他人に話したところでわかってもらえない」と自分の気持を伝えることを諦めたり、「こんなところで怒る自分はダメだ」と自分の気持に目をそむけると自分が抱える悩みや辛さに対処することができません。

時として自分の負の感情に向き合うことは辛いことでもあります。
私も過去に仕事で失敗したときに「あ~どうしよう・・・私があんなことをしたから失敗したんだ・・・」と自分を責めてグズグズ引きずっていた時、先輩から「いつまでも自分を責めることで
逃げてないで、原因と次はどう対応すればいいか考える!」と言われてハッとしたことがあります。セルフ・コンパッションが低いとその状況を客観的に受け止めて向き合うことが怖く、必要以上に自分を責めたり激しく落ち込んだりする・・・
「これ以上傷つきたくない」と自分を責める(=ダメ出しをする)ことで本当の気持ちや本質的な問題に目を向けないようにしています。

他人の評価を気にしていると「他の人にどう思われるだろう・・・」と考え方が他人軸となります。他人軸になると自分の気持がどういう状況であるのかを自分が把握しにくくなる・・・本当の自分の気持ちがわからないと自分の心が不安定になってしまいます。
これではちょっとしたストレスでも精神的に大きなダメージを受けてしまいかねません。

それではセルフ・コンパッションが「高い」とはどういうことでしょうか。

セルフ・コンパッションが「高い」とはどういうこと?

「セルフ・コンパッションが高い」とは、悩みや弱みに対して「自分は苦しんでいるだね」「自分は悲しんでいるんだね」と自分の気持ちを理解して、「この気持をなんとかしよう」とその状態がなぜ困るのかに向き合うことができる、つまりあるがままの自分を受け入れていることをいいます。
(抱えている問題を直視することができるのでその対策を立てることができるようになります)
あるがままの自分を受け入れることは、自分の気持ちが安定することにつながります。
また物事をポジティブに捉えることができるようになり、落ち込むことがあっても立ち直りが早く、「こころの健康」が良好になります。
さらにコンパッションは「自分自身に向ける⇔自分が他者へ向ける⇔他者が自分へ向ける」それぞれがリンクしているので、セルフ・コンパッションが高いと他者へ対しても寛容となり思いやりの好循環が生まれます

例えば一人ひとりのセルフ・コンパッションが高い状態にある職場だと、仕事の悩みや弱みを相談しやすい(安心・安全を感じることができる)環境となりそうですね。

セルフ・コンパッションを高いことで得られる効用

セルフ・コンパッションを高い状態にあるとこんな効用があります。
・ありのままの自分を受け入れることができるので、自己肯定感、ポジティブ感情、楽観性などの力が高まります。
・自分への思いやりを持つことで自分に対しての否定的な考え(=自分自身を責めること)が減少していくため、気持ちが安定します。
・自分が感じている感情や気持ちを受け入れることで感情の整理や気持ちを切り替えることが早くできるようになります。(精神的ダメージからの回復力が高まる)

おまけ

次回は「セルフ・コンパッションの高め方」をご紹介します。

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