先日、二十数年ぶりに「ぎっくり腰」になりました。
痛みに耐えながら、この言葉を思い出していました。
「腰ってホント身体の要だねぇ。漢字って上手く表現してるわぁ・・・」
若かりし頃、初めてぎっくり腰になった時、
痛みで身体を動かせない私の様子を見て友人が発した言葉です。
( ←この時はボーリングの球を投げようとして、そのまま動けなくなりました・・・)
魔女の「一撃」ではなかったものの
今回のきっかけは、就寝前1時間ほど座っていた椅子から立ち上がった瞬間。
「あれ?」と腰にいつもと異なる違和感を感じ、
ストレッチをすれば治るのかな?と痛みを感じながらも身体を動かしてみましたが、
改善されず・・・寝たら痛みが収まるかな?と根拠のない淡い期待を持ちながら床につきました。
しかし、時間が経つほど腰の痛みは強くなり、
翌朝には身体の向きを変えるのも数分かけてやっと、
起き上がるのも四つん這い→正座→つかまり立ちで、なんとかできる状態でした。
ここでようやくこれは「ぎっくり腰」になったと認識。
その日の予定はキャンセルして安静に過ごすことに。
(しかし、安静にしていると、
いざトイレに行こうと身体を動かすのに10分以上かかる事態となり、
このときばかりは青ざめました)
日常いかにささいな動作でも腰をつかっているのか・・・
ありきたりな言葉ですが、健康のありがたみを感じる時間でした。
猫背が原因?
翌日、多少歩けるようになったので、鍼灸院へ行き施術してもらいました。
身体の状態を見てもらったところ、幸い私の症状はぎっくり腰でも初期段階とのこと。
(発症翌日に歩き+電車移動できたのも、症状としては軽い方だったのでしょう。)
本来はうつ伏せで、ですが、まだ起き上がるときに痛みがあるので座ったままでの施術でした。
その時に指摘されたのが、座った姿勢が猫背気味なこと。
仕事柄、座ってPCに向かう時間が長いので、
姿勢がだんだん猫背になってきているのは自覚があります。
猫背になると腰に負担がかかってくるので、
腰に負担がかからないように、座るときは浅めに&仙骨を立てるように、
1時間ごとに立って足上げをするように、とアドバイスを受けました。
(一度PCに向かうと数時間座りっぱなしは、よくあることなので反省です。)
トリガー鍼
私が行った鍼灸院は、筋膜に働きかけるトリガー鍼を扱うところで、
鍼は膝からスタートしました。ツボに鍼を刺したままにする一般的なものではなく、
トリガー鍼は筋膜の癒着部分(トリガーポイント)を探し、スッと鍼で刺激していくやり方です。
ほとんど痛みは感じないのですが、
腰以外のところでも時々「おぉっ!」と痛みを感じる場所(癒着がきついところ)があり、
身体はつながっているものだと感じました。
施術が終わる頃には来た時よりも、身体の可動域がひろがり、痛みも軽減していました。
身体を温める
ぎっくり腰になり、ネットで改善方法をいろいろ探していると、
「痛みは骨盤周りを温めるとよい。温めて痛みが収まるなら、冷えが原因かも」
とありました。
ここ最近を振り返って考えると、
日中エアコンの効いた部屋にいた、
足先が冷たく感じながらも裸足で過ごしていた、
湯船を使わずシャワーですませたなど、
身体が冷えていたように思います。
さっそく仙骨周辺にカイロを貼ると、
それまで座っていると感じていた腰からお尻にかけての痛みが改善されました。
(やはり、身体が冷えて血行が悪くなっていたのも原因の一つだったかも)
体調を崩した時はそ生活を振り返るきっかけになる
今回ぎっくり腰になったことで、
これまでの(腰に悪い)生活を振り返る機会になりました。
①長時間座りっぱなしだったこと
②猫背気味&脚を組むこと
③身体の冷えを気にしてなかったこと
④意識して身体(脚)を動かす時間を持っていなかったこと
今回二十数年ぶりにぎっくり腰になりました。この間隔で次回二十数年後またぎっくり腰になって
しまうと、年齢&体力的に今回のようにはいかないことが十分予想されるので、
腰は身体の要、喉もと過ぎても熱さは忘れないようにしなければ、と心しました。